「直会」とは、神さまに供えた御神酒(おみき)や神饌(しんせん)を祭典終了後に下げて、これを祭典に関わった者たちで共にいただくことをいいます。
神饌とは御饌(みけ)とも言い、お祭りなどで神さまに献上するお食事のことです。
神さまにお食事を差し上げておもてなしをして、そのお下がりを参列した人たちでいただく行為、「神人共食(しんじんきょうしょく)」が、日本のお祭りの特徴であるとも言われています。
お供えする品目は、主食としてのお米を始め、お酒、お餅、海魚、川魚、野鳥、水鳥、海菜、野菜、果物、お菓子、お塩、お水が基本とされます。
そのほか地元の産物が捧げられたり、お祭りの軽重によって種類・数が増減したりもします。
また、地域によっては歴史的に特別な由来のある神饌が捧げられるなど、長い歴史の中で育んできた食文化が反映されています。
また神饌には、生のまま供えられる生饌(せいせん)と、調理したものをお供えする熟饌(じゅくせん)があります。
銀座三宅宮では、11日と18日に熟饌(お赤飯とおそうめん)がお供えされます。
この熟饌を下げて、銀座立木で、直会をしております。
直会は、祈願者の方が5名以上の場合に行われます。